【亀岡】重要性周知にあらゆる手段を 亀山城「惣構跡」の保存

12月 25, 2015 · Posted in 記事 
亀山城「惣構跡」の保存

丹波亀山城惣構跡保存会が1年半かけて調べた資料の数々と児嶋事務局長(古世町1丁目で)

城や城下町を敵兵の侵入から守る〝最前線の防衛ライン〟として築かれた「惣構」。総延長約3㌔に及んだ亀山城の「惣構」は全国有数の保存状態を誇りながら、新たな宅地造成によって次々と取り壊されている。菱田光紀議員は、亀岡の「惣構」の保存に向けた取り組みについて12月市会で質問。桂川孝裕市長も現状に危機感を示し、「あらゆる手段を講じ、重要性の周知、啓発に協力したい」と答弁。市民グループ「丹波亀山城惣構跡保存会」(小川博会長、73人)との協働にも意欲を見せた。

亀山城はかつて、本丸、二の丸が「内堀」、三の丸が「外堀」で囲まれ、その周囲に城下町が作られていた。その城下町を取り囲んだのが土塁(高さ4~5㍍)と堀(深さ2~3㍍)で構成された「惣構」だ。

宅地開発によって内堀、外堀ともほとんど失われた今、一部ながら当時の姿が現存するのは「惣構」のみ。平成26年7月に市民有志64人で発足した丹波亀山城惣構跡保存会は、1年半の間に現地研修や調査活動を重ね、調査結果をまとめた「散策マップ」、絵地図の上に解説を加えた「散策十七景」を制作。地元に全戸配布するなどして啓発に努めてきた。

自身も保存会メンバーである桂川市長は「貴重な遺産が自分の敷地にあるという認識を土地の所有者に持って頂く取り組みが重要」とし、周知、啓発に力を入れていく考えを示した。

保存会の小川会長は「現存する惣構跡はわずかしかないのに年々失われる。本当に保存は待ったなし」と説明。児嶋俊見事務局長も「まずは今まで見向きもされなかった惣構跡に光を当てて、発掘調査や復元整備に向けた周知啓発に力をいれていきたい」と話している。

 

※記事を抜粋。詳細は2015年12月25日付の京都丹波新聞で

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